眠りと中医学④|心・脾・肺と全身の状態
「眠りと中医学」について、睡眠だけでなく食欲や疲れ、心配事も一緒に考える連載の第4回です。「心・脾・肺」は、伝統的な身体の働きの見方に使う言葉です。眠りの相談で、身体全体や毎日の生活を伺う理由をやさしく整理します。
眠りと中医学|心・脾・肺の見方
東洋医学の五臓は、身体の働きを五つに分けて捉える概念です。「心」は意識や眠り、「脾」は食べることや消化吸収などを考えるときに使われます。現代医学の心臓や脾臓の検査結果とは区別して読むことが大切です。
原文では「寅時(3時〜5時)」と肺の関わりも紹介しました。このような時間帯の見方から、特定の時刻に起きたことだけで臓器の病気を判断することはできません。眠った長さと、朝や日中の調子を確認しましょう。
眠りと食欲・疲れを一緒に振り返る
寝つきにくい日と、忙しさや食事の時間に変化がないかを思い返してみてください。眠りの悩みだけを一つの原因へまとめる必要はありません。食べにくい、疲れが残る、考え事が続くなど、気になることをそのままお伝えください。
寝る前の落ち着いた時間
就寝前は照明や画面の明るさ、室温などを振り返り、落ち着いて過ごせる環境を考えましょう。眠るためにお酒や薬を自己判断で加えることは避け、現在のお薬や困りごとを医師・薬剤師に伝えてください。
眠りと中医学|相談で伝えたいこと
- 寝る時刻・起きる時刻、途中で目が覚めるか
- 食欲、胃腸の調子、疲れを感じる場面
- 考え事や生活の変化、翌日の眠気
- 受診時の説明と、処方薬・市販薬・健康食品
不眠や強い眠気が続き、日常生活に支障がある場合は医療機関へ相談してください。漢方相談は診断や検査の代わりではありません。
よくあるご質問
心・脾という言葉から自己判断できますか?
記事だけで体質や病気を決めつけず、現在の症状と受診状況をご相談ください。お薬を変更する場合は処方医への確認も必要です。
連載と参考情報
前回:中医学で考える睡眠と肝、第1回:睡眠の仕組みもご覧ください。
参考:鹿屋医療センター「東洋医学の考え方について」/厚生労働省e-ヘルスネット「快眠と生活習慣」。
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角島漢方堂
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