五臓六腑は、東洋医学で身体全体の働きやつながりを考えるための概念です。角島漢方堂では、一つの症状だけで漢方薬を選ぶのではなく、食欲、睡眠、冷え、排尿、日常生活などを伺い、体質に合わせた漢方相談を行っています。
五臓六腑とは?現代医学の臓器との違い
五臓は「肝・心・脾・肺・腎」、六腑は「胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦」を指します。同じ名前の臓器があっても、東洋医学では機能や身体のつながりを広く捉えるため、現代医学の臓器と一対一で対応するものではありません。
そのため、漢方相談で「腎」や「肝」の話が出ても、それだけで腎臓病や肝臓病という意味にはなりません。検査値や臓器の病気は、医療機関での診断と合わせて確認する必要があります。
五臓六腑の考え方で「腎」を見るとき
東洋医学の「腎」は、成長や加齢、骨、排尿などと関係づけて考えられています。「腎虚」「補腎」という言葉も、この枠組みの中で使われます。ただし、年齢や腰痛、骨の不調だけで腎虚と判断して、補腎薬を選ぶことはできません。
骨折後の回復が遅いことを腎虚の証拠としたり、補腎薬で骨折の改善が早まると断定したりはできません。骨折や骨の痛みがある場合は、整形外科の診療・リハビリを優先し、漢方薬の併用については医師や薬剤師に確認してください。
体質に合わせた漢方相談でお聞きすること
まず、いちばん困っている症状と、いつから続いているかをお聞きします。さらに、食事や便通、睡眠、冷えやほてり、汗、排尿、疲れやすさなど、生活全体を確認します。同じ症状でも、お身体の状態や治療状況によって相談内容は異なります。
ご相談の際は、お薬手帳、服用中の漢方薬・サプリメント、検査結果などをお持ちください。医療機関の治療を受けている方は、その内容もお伝えください。漢方薬にも副作用や飲み合わせがあるため、ご自身で追加・中止せずに確認しましょう。
五臓六腑と漢方相談についてよくあるご質問
五臓六腑を自分で判断して漢方薬を選べますか?
症状や体質、服用中のお薬を合わせて確認する必要があります。記事の説明だけで薬を選ばず、医師や薬剤師にご相談ください。
腎虚と腎臓病は同じですか?
同じではありません。腎虚は東洋医学の概念です。腎機能の検査結果が気になる方は、医療機関での診療を継続してください。
どのような不調を相談できますか?
冷え、疲れやすさ、眠り、胃腸の不調などを伺います。強い痛みや急な体調変化があるときは、先に医療機関を受診してください。
五臓六腑の説明に関する参考情報
日本東洋医学会:基本概念 五臓を参考に、東洋医学の考え方と現代医学の診断の違いを整理しました。内容確認:2026年10月1日。
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