1時〜3時は肝の時間
①寝ると血は肝に帰る
肝はこの時間帯で蔵血、造血、解毒(血の浄化)に専念し、
生まれてきた陽で血を温めます。 この時間帯に熟睡出来ないと
● 肝は蔵血、造血出来ずに、肝血虚になります。すると、全身の筋が硬くなり、体がだるく感じます。
また肝血虚から気滞血瘀になり、血液の流れが悪く、身体に塊や痛みなどが出やすくなります。
●血液の浄化が出来ず、身体が酸化しやすく、シミなどが現れやすくなります。
②陽がまだ弱い
子時に生まれた陽が肝の時間帯に入ったばかりでまだ弱く、大切に保護しなければならない為
この時間を表すのに物を掴んだ手の形を表す像形文字である丑が使われます。
生まれたばかりの陽が育つためには熟睡が必要です。
この時間帯に熟睡出来ないと、
肝の陽が折れて、血を温めることが出来ず、陽虚、冷え、生理不順になります。
③肝は計略、策略を主る
この時間帯で熟睡出来ないと
● 思考力が低下し、怒りやすくなったり、憂鬱になったりの症状が出ます。
熟睡、深い睡眠が求められますが、ストレスが強い場合や遅く寝る場合、
良い睡眠を得られない為、就寝前に安神薬を飲めば睡眠の質を高められます。
睡眠のお話 その4に続きます。