1、子時(23時〜1時)は胆の時間
陰陽気血は胆とその経絡に流注し元気に働かせます。
①睡眠により胆汁がしっかり代謝する
この時間に就寝しないと、胆汁の代謝がきちんと行われず、
口が苦く、喉が渇き顔色が悪く
目の下のたるみが黒くなり、胆石になりやすくなります。
②陰は最も旺盛で、要は生まれ始める
この時間帯は陰陽大会、水火交泰、合陰とも呼ばれ最も大切な睡眠時間です。
母のお腹にいる子の様だから子時と呼ばれるともいいます。
陰が最も旺盛で、陰は静であり、旺盛な陰は静を主って体を入眠させます。
陽は最も微小で、入眠により陽気が生まれ始めます。
五臓六腑の陽気、陰陽のバランスは胆の時間帯で決まり、
23時までに入眠すべきという言葉があります。
入眠しないと陽が生まれず、陽虚、冷え、疲労が現れます。
③胆主決戦 胆は決断力を主る
胆有多清、脳有多静 胆は清らかであれば、そのぶん脳も清らかである
この時間に入眠しないと、翌日の頭の働きが悪く、
脳がぼーっとしやすく、思考力、特に決断力が弱くなり
不安になり、肝が小さくなります。
その3に続きます。