こんにちは、角島漢方堂です。 今日は腎臓病についてお話しします。
慢性腎臓病 (CKD: Chronic Kidney Disease) について
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓の機能が慢性的に低下し、体内の老廃物や水分、電解質のバランスを正常に保てなくなる疾患です。早期には無症状のことが多く、進行すると腎不全や透析が必要となる場合があります。
✅ 原因
慢性腎臓病の主な原因は以下の通りです。
- 糖尿病(糖尿病性腎症)
- 高血圧(腎硬化症)
- 糸球体腎炎(免疫異常による腎障害)
- 多発性嚢胞腎(遺伝性疾患)
- 薬剤性腎障害(鎮痛薬の乱用など)
✅ 症状
初期は無症状のことが多いですが、進行すると以下の症状が現れます。
- むくみ(顔・足の浮腫)
- 倦怠感、疲労感
- 夜間頻尿
- 血圧上昇
- 食欲不振、吐き気
- 皮膚のかゆみ
- 息切れ(貧血の影響)
✅ 診断基準
以下の2つの条件のうち、3か月以上持続する場合に慢性腎臓病と診断されます。
- **糸球体濾過量(GFR)**が60mL/min/1.73㎡未満
- 尿蛋白陽性または腎臓の構造異常
✅ ステージ分類(GFRによる分類)
ステージ | GFR (mL/min/1.73㎡) | 状態 |
---|---|---|
G1 | ≧90 | 正常または高値 |
G2 | 60〜89 | 軽度低下 |
G3a | 45〜59 | 軽度〜中等度低下 |
G3b | 30〜44 | 中等度〜高度低下 |
G4 | 15〜29 | 高度低下(腎不全前期) |
G5 | <15 | 末期腎不全(透析適応) |
✅ 治療法
1. 食事療法
腎機能の悪化を防ぐために、以下の食事管理が重要です。
- 塩分制限(1日6g未満推奨)
- タンパク質制限(体重1kgあたり0.6〜0.8g)
- カリウム制限(果物・生野菜の過剰摂取を避ける)
- リン制限(加工食品、乳製品の制限)
- 水分管理(むくみや高血圧の予防)
2. 薬物療法
- 降圧薬(特にACE阻害薬・ARB)
- 利尿薬(むくみの改善)
- カルシウム拮抗薬(血圧管理)
- 貧血治療薬(エリスロポエチン製剤)
3. 透析療法・腎移植
末期腎不全に進行した場合、以下の治療が必要になります。
- 血液透析(週3回程度)
- 腹膜透析
- 腎移植
✅ 漢方的アプローチ
慢性腎臓病は、漢方的には**腎虚(腎のエネルギー不足)**と関連しています。腎臓の機能低下を補い、体内の水分バランスや血流を整えることを目的とします。
1. 補腎薬(腎の働きを強化)
- 地黄(じおう):腎のエネルギー補充、滋養強壮
- 山薬(さんやく):腎を補い、消化吸収を助ける
- 枸杞子(くこし):腎の潤い補充、視力保護
2. 利水薬(水分代謝を改善)
- 猪苓(ちょれい):利尿、むくみ改善
- 沢瀉(たくしゃ):余分な水分排泄
- 茯苓(ぶくりょう):水分代謝促進、消化吸収改善
3. 血流改善薬(腎臓の血流改善)
- 丹参(たんじん):血流促進、腎血流改善
- 川芎(せんきゅう):血行促進
✅ 生活習慣のポイント
- 禁煙(腎臓の血流改善)
- 適度な運動(ウォーキングなどの軽運動)
- 十分な睡眠(腎の回復を促進)
- ストレス管理
✅ まとめ
- 慢性腎臓病(CKD)は進行性の疾患で、早期発見と管理が重要。
- 食事管理・血圧管理を徹底することで進行を抑えられます。
- 漢方では腎虚の改善や水分代謝の調整を重視し、体質改善を目指します。
- 体質に合わせた漢方提案が必要であれば、ぜひご相談ください。
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