こんにちは、角島漢方堂です。 今回はアレルギー、自己免疫疾患についてお話しします。
アトピー性皮膚炎・アトピー性皮膚炎は、かゆい湿疹が皮膚に繰り返し起こる病気です。 目の周り、耳の周り、首、肘や膝の凹みなど関節の曲げ伸ばしをしているところによくできます。かゆいためにかき壊しが続くとどんどん発疹が拡大しひどくなります。 薬薬物性物性アレルギー・薬物性アレルギーとはある特定の薬物に対する過剰な免疫反応で、それによって自らの体を傷つけてしまいます。薬物アレルギーの多くは内服薬や注射薬によって起こりますが、湿布や塗り薬、点眼薬、吸入薬も原因になります。 蕁麻疹 蕁麻疹とは皮膚の1部が突然赤く膨らみ、数時間から長くても1日位で消えてしまうことを繰り返す病気です。 多くは強いかゆみを伴い、体のあちこちに同じような症状を繰り返します。 花粉症 花粉を原因として引き起こされるアレルギー反応による鼻や目の症状を花粉症と呼びます。 全身性エリテマトーデス・ 膠原病の代表的疾患です。若い女性に好発し寛解を繰り返す全身性の炎症性疾患です。 シェーグレン症候群・主として中年女性に好発する涙腺・唾液腺の外分泌機能低下にを特徴とする自己免疫疾患です。リンパ球が涙腺・唾液腺に潤滑し、それが外部分泌機能低下に深く関わってくると考えられています。 関節リウマチ・多関節に滑膜の炎症と増殖を生じる慢性疾患で、朝のこわばり、関節の痺痛や変形、さらに発熱、貧血などの関節外症状が見られます。
アレルギーと自己免疫疾患は、どちらも免疫系の異常反応によって引き起こされる疾患ですが、そのメカニズムは異なります。
アレルギー (Allergy)
原因：
免疫系が無害な物質（例：花粉、食物、ダニ、動物の毛）を過剰に攻撃してしまうことで発生します。
主な症状：
- くしゃみ、鼻水、鼻づまり（花粉症など）
- 皮膚のかゆみや湿疹（アトピー性皮膚炎）
- 呼吸困難や喘息発作
- 重篤な場合、アナフィラキシーショック
メカニズム：
- IgE抗体の過剰産生
- 抗原に対して肥満細胞が反応し、ヒスタミンなどの化学物質が放出
- 炎症や腫れ、かゆみなどの症状が現れる
代表的なアレルギー疾患：
- 花粉症
- アトピー性皮膚炎
- 食物アレルギー
- 喘息
自己免疫疾患 (Autoimmune Disease)
原因：
免疫系が自分の正常な細胞や組織を異物と誤認し、攻撃してしまう疾患です。
主な症状：
- 疲労感、関節痛、発熱
- 組織の炎症や損傷
- 慢性的な不調
メカニズム：
- 自己の細胞やタンパク質を異物と誤認
- 自己抗体やT細胞が自己組織を攻撃
- 組織の破壊や慢性的な炎症
代表的な自己免疫疾患：
バセドウ病（甲状腺機能亢進）
関節リウマチ（関節の炎症）
全身性エリテマトーデス (SLE)（皮膚や内臓に影響）
1型糖尿病（膵臓のβ細胞破壊）
橋本病（甲状腺機能低下）
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